Wednesday, December 4, 2019

ターミネーターニューフェイト 感想(たぶんネタバレなし)


ターミネーターニューフェイトを見てきました。2時間飽きることなく、面白く見ることができました。でもやはり期待が高かった分、色々思うこともあります。

REV9が工場にやって来て女の子(ダニ)に襲いかかり、それに対して強化人間のグレースが対抗する。ダニと兄貴はおろおろと逃げ惑うばかり。その後のワゴンとショベルカー(?)のカーチェイスといった定番の流れ。この辺はハラハラでなかなかの迫力です。

途中のお涙頂戴的な展開はあまり好きではないのですが、それなりに納得させられたかな。かなり考えたんだろうなぁとは思いました。

人間(?)チームが強い。普通にREV9に対抗している。私がターミネーターに期待しているのは、1のときの絶望感なんです。それが薄かったかな。途中の戦いでは、T800とグレース、そしてサラの三人がよってたかってREV9をいじめているようにも見えました。

あとグレースは女性なんですよね。予告を見たときは男性だと思っていました。というかダニを守る役は男性の方が良くないですか? バランス的に。人間(?)チームの4人のうちの3人が女性になるよりは、2-2の方が良いと思うんですけれど。さらに言えばグレースが短髪ですから、一見男性に見えるんですよね。何らかの意図があって女性にしたいのならば髪はロングにして、わかりやすく女性にしてもらわないと。いやこれはどうでもいいか。

ターミネーターはサラ・コナーの物語だ、と製作側はいっていましたが、わたしはそれと同時にジョンコナーの物語でもあると思っていたんですね。ですので、文字通りニューフェイトとなってしまって残念です。サラコナークロニクルズの最初のころの展開を期待していました。サラに守られていたジョンが徐々に自立していくみたいな展開ですね。

シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンの出演がこの映画のセールスポイントのひとつでしたが、それなら強化人間のグレースは要らなかったように感じるし、むしろシュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンなしで、グレースだけでよかったのではないかとも思いました。ジョンがターミネーターに追われているのと同時に、実は別の場所でこんなことも起こっていました・・・みたいな。そして、それらの物語ががぐるっと回って最後に繋がるみたいな展開になれば、熱くないですかね。

結局シリーズ物は、ファン一人一人に理想の展開があって、そこからずれると残念に感じてしまうのです。全員を納得させる展開などあるわけないのですから、評価を保ち続けるのは難しいですよね。

単品の映画としてはとても楽しめました。でも最高かといわれると、そこまでではないという感じです。というかこの流れで続編を作るの? そうなると次回作も絶対に映画館で・・・となるかなぁ?

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